大人も気軽に楽しめる、「こども定期演奏会」に

Posted by chanmiya at 00:01 2020年07月02日

クラシックのコンサートに興味があるけれども、「でもクラシックのコンサートって難しそう」とか「ルールやマナーが厳しそう」と思って、実際に出かけるのを躊躇している人も多いと思います。



私も、常々もう少し気軽に出かけられるクラシックのコンサートがあってもいいのになぁと思っていました。



そんな折、友人から、気軽に、しかも親子連れで楽しめるコンサートがあると聞き、さっそく友人とその娘さんと一緒にでかけてきました。



そのコンサートは、「こども定期演奏会」。子どもたちにコンサートホールに行く習慣を身につけてもらい、日常生活でクラシックを楽しむようになってほしいとの願いから始まった、子どものためのオーケストラ定期演奏会なのだそうです。



「こども」と銘打ってはいますが、大人も入場することができます。場所は、クラッシクの殿堂のホールで、毎回、一流の指揮者やソリストが参加します。




こんなに豪華なコンサートなのに、年間会員なら、4公演分12,000円で楽しむことができます。




とってもお得ですね。友人母娘は、年間会員になっているとのこと。私は、今回1回券を購入し、3,500円でした。



このコンサートは、小学校1年生から入場できるとのことで、ほんとに普段着の子からちょっとおめかしした子まで、たくさんのお子さんが来ていました。



ラフな格好の子供が多いためか、大人も普通のコンサートのときよりもドレスコードがかなり緩く、リラックスした格好で参加している人が多かったように思います。



曲目は、ヘンデルのオラトリオ『メサイア』より「ハレルヤ・コーラス」や、エルガーの行進曲「威風堂々」第1番など、どれも一度は聴いたことのあるような親しみやすいものばかりでした。




子どもでも参加できるとはいえ、小学校1年生以上が対象なので、騒ぐ子もいなくて、リラックスして楽しめました。



途中、「こども奏者」といって、オーディションで選ばれた子どもがオーケストラと一緒に演奏するという企画もありました。



楽器を習っている子どもにとっては、本当に貴重な体験ですよね。客席で見守っている親御さんはきっとハラハラ・ドキドキでしょうけれど。




そんなことを思いながら、一生懸命演奏しているこども奏者を見つめていました。



普段からクラシックのコンサートにいき慣れている人にとっては、このコンサートは正直物足りないと思います。



しかし、クラシックのコンサート初心者の人や、これからクラシックに触れる子どもたちにはピッタリな、素晴らしい企画だと思いました。



このコンサート、毎年1つのテーマが設定され、いろいろなオーケストラの作品を分かりやすく説明しながら4回で完結するように構成されているそうです(ちなみに、この年のテーマは「音楽と感情」でした)。



今度は、年間会員になって、1年をつうじて通ってみようかなと思っています。




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